山林に産廃不法投棄容疑者8人を逮捕
2009/06/25
ニュース
埼玉県内などで違法に集めた産業廃棄物を県内の山林に投棄したとして、茨城、埼玉県警の合同捜査班は24日、つくば市中野、廃棄物処理作業員渡辺清志(35)、同市松代、同菊地希(47)、埼玉県春日部市粕壁東、廃棄物処理業柴野昇(43)ら8容疑者を廃棄物処理法違反(投棄禁止)容疑で逮捕した。全員容疑を認めている。主犯格の男(48)の所在が分からなくなっており、同容疑で逮捕状を取って行方を追っている。
発表によると、渡辺容疑者らは3月27日から4月24日の間、13回にわたり、東京、埼玉、千葉の解体工事現場などから無許可で収集した木くずや廃プラスチックなどの廃棄物約182立方メートルを、第三者が所有するかすみがうら市内の山林などに埋め立てたりした疑い。
柴野容疑者らのグループが県外で産廃を集めて投棄場所まで運び、渡辺容疑者らのグループが穴を掘って埋めていたという。
運び役はダンプ1台当たり8万~9万円の処理費用を解体業者などから受け取り、穴掘り役に3万円を支払って投棄していたといい、柴野容疑者は「1年間で約1億円を稼いだ」と供述しているという。
出典:読売新聞