尾道市、海底ごみ回収へ
2008/03/07
ニュース
尾道市は、市内の3漁協と協力して海底ごみの回収に乗り出す。底引き網漁船が操業中に引き揚げたごみを、市が漁協に手数料を支払って引き取る。中国四国地方環境事務所(岡山市)によると、海底ごみの回収に行政が手数料を負担するのは中国地方でも珍しいという。
計約100隻が底引き網漁を営む吉和、尾道、因島市の3漁協が協力。回収するのは、量が多く自然に分解されないため、海底に積もりやすい容器包装プラスチックとペットボトルに限る。6月ごろから取り組みを始める計画でいる。
漁業者は、網にかかったごみを分別して網袋に入れ、尾道市が3漁協に設置予定のごみステーションで保管。一定量たまると漁協が市のごみ処理施設へ持ち込み、市が無料で引き取る。漁協への手数料は網袋1袋100円、運搬1回3200円となる。