小型家電リサイクルへ 滋賀・守山市、6月から試験回収
2014/06/13
ニュース
滋賀県守山市は6月から、デジタルカメラやゲーム機など使用済み小型家電の試験回収を始めた。市役所などに専用の回収ボックスを設置しており、小型家電に含まれるレアメタル(希少金属)のリサイクルに向けて、回収量などを調べる。
■希少金属資源化品目や量を調査
同市では、小型家電類は「破砕ごみ」として集められ、廃棄されている。昨年4月の「小型家電リサイクル法」の施行を受け、レアメタルの資源化に向けて具体策を検討するため、試験回収に取り組むことにした。
ビデオカメラ、ゲーム機、MDプレーヤーなど音響機器、USBメモリー、カーナビなど15品目のうち、回収ボックスの投入口(縦15センチ、横25センチ)に入るものが対象。ボックスは、市役所1階のごみ減量推進課前に設置したほか、適切な回収方法を探るため、市内4カ所をモデル地域とし、住民が利用するごみ集積所にも置いた。
試験回収は来年3月までで、同課は「どんな品目がどれくらいの量で集まるかを見極めたい」としている。
県内では、彦根市が今年4月から回収を始め、国の認定を受けたリサイクル事業者に引き渡して資源化を図っているほか、甲賀市など1市2町が今秋からの実施を予定している。
出典:京都新聞