小型家電のリサイクル事業 相模原市も3月から
2012/12/14
ニュース
来春の小型家電リサイクル法施行に合わせた神奈川県内の自治体の動きが相次いでいる。相模原市は13日、来年3月から携帯電話などをリサイクルする事業を始めると発表した。市役所など公共施設を中心に回収ボックスを設置し、これまで一般ゴミとして処分していた小型家電からレアメタル(希少金属)などを回収。ゴミの減量と再資源化につなげる。
リサイクルは来年3月から3年間実施し、事業評価を踏まえて継続も検討する。市民から携帯やデジタルカメラ、電子辞書、ICレコーダーといった16品目をボックスで回収。市のリサイクル施設に送り、品目別に分別したうえで処理業者に引き渡す。
県内自治体で初めて、環境省から小型電子機器のリサイクルに取り組む見本地域として認定を受けた。回収ボックスの設置では民間企業などにも協力を呼びかける。
小型家電リサイクル法関連では、伊勢原市も県の提案を受けて来年1月から携帯などを家庭から回収する事業を始める。市内の福祉事業所へ引き渡し、分解・分別したうえで事業者に売却する仕組み。リサイクル事業を福祉対策にも役立てる。
出典:日経新聞