対馬、壱岐などに医療廃棄物3717個漂着
2010/12/09
ニュース
県廃棄物対策課は8日、対馬市や壱岐市などに針付きの注射器など医療系廃棄物が漂着し、今年4月から11月末までに3717個を回収したと発表した。直接触らないよう注意している。
9月以降、島根県や鳥取県で医療系廃棄物が大量に漂着しているのを受け県が先月調査した。漂着を確認したのは対馬市、壱岐市、五島市、小値賀町、新上五島町、平戸市、松浦市の5市2町。80%を超す3153個が対馬市で確認された。
回収した廃棄物の83・9%が薬瓶。注射器は9・2%の342個で、針付きが60個あったという。このほか点滴チューブなどもあった。廃棄物は韓国語表記が38%、中国語表記は7・3%、不明なものが55%。同課によると、県では06年にも5369個の医療系廃棄物が漂着している。
同課は(1)発見したら、触れずに県立保健所または市町に連絡する(2)注射針が刺さった場合にはすぐ医師の診断を受ける-などを呼び掛けている。
出典:西日本新聞