容器包装ゴミの97%が再利用に、ペットボトルの回収は頭打ち傾向
2011/02/16
ニュース
2009年度は、市町村が分別収集した使用済みのペットボトルやプラスチック製容器包装などの約97%がリサイクル(再利用)された。
環境省は2月10日、容器包装リサイクル法(容リ法)に基づく分別収集と再利用の実績を公表。全国の市町村合わせて約286万tを回収、約276万tをリサイクル業者に引き渡した。分別収集量、リサイクル量ともに前年度とほぼ同じ。
品目別では、紙製容器包装、アルミ製容器、段ボール製容器の収集量が微増。その他の色のガラス製容器、ペットボトル、プラスチック製容器包装、アルミ製容器、段ボール製容器、飲料用紙製容器のリサイクル量が増えた。
ここ数年、中国など海外への流出が問題視されているペットボトルは、回収率(販売量に対する回収量の割合)が50.9%で横ばい状態が続く。ペットボトルのリサイクル業者は容リ法のルートに頼らず、独自に回収する努力が求められる。
出典:ECOJAPAN