家電4品目の不法投棄、最大の22%増 11年度 ブラウン管テレビが79%占める
2013/02/13
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環境省は12日、家電リサイクル法で回収が義務付けられているテレビなど家電4品目の2011年度の不法投棄が、前年度に比べ22.5%増の16万1400台(推計値)だったと発表した。対前年度の増加率は過去最大。
11年7月の地上デジタル放送移行による買い替えが影響し、ブラウン管テレビは34.4%増の12万8180台となり、全体の79.4%を占めた。液晶・プラズマテレビは前年度の約3.1倍の1618台で、全体の1.0%。
テレビの不法投棄は11年7月以降も前年同期を上回るペースで推移しており、環境省は「今後も自治体と連携し、消費者に適切な処理を呼びかけていく」としている。
テレビ以外の内訳は、冷蔵庫・冷凍庫12.3%、洗濯機・衣類乾燥機6.1%、エアコン1.2%だった。
資源有効利用促進法で回収を求めている使用済みパソコンの不法投棄は3.7%減の4439台だった。
同省は7日に調査結果をいったん発表したが、誤りが見つかったため取り消し、修正作業をしていた。「データの入力ミスなどがあった。再発防止に努めたい」としている。
出典:日本経済新聞