家電の不法投棄2割減 13年度、過去最少の9万台
2015/01/30
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環境省は29日、家電リサイクル法でメーカーによる回収が義務付けられているテレビなどの家電の不法投棄が、2013年度は前年度比20.6%減の推計9万2500台だったと発表した。調査を始めた00年度以来、最も少なくなった。
巡回監視など地方自治体の対策強化に加えて、11年7月の地上デジタル放送移行に伴って使えなくなったテレビの投棄数が、大幅に減少したのが主な要因という。
調査は、不法投棄台数を把握している自治体のデータを基に全国の台数を推計した。品目別ではブラウン管テレビが全体の68.6%で最多。冷蔵庫・冷凍庫19.0%、洗濯機・衣類乾燥機8.3%、液晶・プラズマテレビ2.8%、エアコン1.2%の順だった。
このほか、資源有効利用促進法で回収が義務化されているパソコンでは3771台の不法投棄が確認された。
引用:日本経済新聞