宇部市:蒸気融通、エコ連携 市のごみ施設、隣接2事業所に /山口
2008/11/29
ニュース
◇省エネ、CO2削減も
宇部市は27日、市のごみ焼却施設から発生する蒸気を隣接の2事業所に融通し、省エネやCO2削減を図る「蒸気相互融通事業計画」を発表した。官学連携で具体的な検討を進め、来年度の国のNEDO(新エネルギー産業技術総合開発機構)の支援事業に申請する方針。
市によると、施設では現在、ごみを燃やして蒸気を発生させ、大半を施設内外で使用する電気などに利用しているが、発電効率は高くない。一方で、隣接する2事業所は化石燃料で蒸気を発生させ発電。ごみ施設の蒸気を事業所に融通すれば効率化が図られ、ごみ施設の電気使用料は増えるものの、3施設全体で原油換算で年間約7404キロリットル、CO2も同約2万6500トンの削減効果があるという。自治体が地域内でエネルギーを民間企業と有効活用する連携事業は国内初という。
出典:毎日新聞