天理教大教会敷地に産廃
2011/08/29
ニュース
天理教日野大教会(日野町別所)の敷地に約1万4000立方メートル(約2万トン)の産業廃棄物が不法投棄されていることがわかった。コンクリート片やタイル片などの建築廃材で、県の指導を受け、9月から撤去を始める。同教会は周辺環境への影響はないとしている。
同教会によると、1995年、敷地内の谷の埋め立て整備のため、県内の建設業者に、土砂に限って投棄を認め、業者は2005年まで投棄を続けた。
その後、周辺住民からの問い合わせなどがあり、同教会が土地の一部を試掘したところ、産廃が投棄されていたことが判明。09年1月、県に報告した。同教会はボーリング調査などを実施し、撤去計画も立てたが、費用の問題などから着手していなかった。今年6月、県から改めて指導を受け、9月から作業を開始する。
同教会の担当者は「業者を信じ、埋め立て現場を確認する作業を怠っていた。可能な限り、早急に産廃を撤去したい」と話している。
出典:読売新聞