大阪 鉱さい不法投棄で廃棄物処理業者逮捕
2016/09/02
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大阪府警は、9月1日、製鉄過程などで排出される産業廃棄物の鉱さいを不法投棄したとして、大阪市西成区の中間廃棄物処理業「丸新」の実質経営者の男ら男女6人を逮捕した。実質経営者の男は、鉱さいではなく、資材だと容疑を否認している。
大阪府警生活安全課によると、男らは、今年4月、大阪市内の鋳物工場から排出された発がん性物質であるカドミウムなどを含む鉱さい約1,190㎥を適正な処理を行わず、汚泥と混ぜ合わせ、岡山県倉敷市の管理会社に運び、不法投棄したという。同様の手口で、平成27年10月から28年4月にも、合計で約2,400㎥の鉱さいを不法投棄した疑いがあり、その際に、約2億円の利益を得たとみられている。