大量の産廃保管継続 解体業者2人逮捕 富士署など
2010/11/11
ニュース
県の改善命令に従わず、大量の産業廃棄物を保管し続けたとして、富士署と県警生活環境課は27日、機動捜査隊の応援を受け、廃棄物処理法違反の疑いで解体業(富士宮市小泉)の代表取締役(59)=同市小泉=と、取締役(58)=富士市大淵=の両容疑者を逮捕した。
逮捕容疑は共謀して、昨年12月に県が出した廃棄物の適正および適量保管等の改善命令に従わず、富士市大淵の同社廃棄物保管場所に、木くずや金属くず、廃プラスチックなどの産業廃棄物約4千立方メートルを継続して保管した疑い。
県は今年3月までに保管量を70立方メートル以下にすることや、保管場所の周りに囲いを作ることなどを命じたが、従わなかったという。
同署などは、請け負った解体作業での廃棄物を適正に処理しないことで処理費を浮かせ、利益を上げていた可能性もあるとみて追及している。
今月上旬に県が同署に告発し、捜査を進めていた。
出典:静岡新聞