大量の瓦、不法投棄 国が異例の警告板設置 上三川
2009/05/19
ニュース
【上三川】三本木の鬼怒川河川敷に大量の屋根瓦が不法投棄されていることが、国土交通省下館河川事務所石井出張所のパトロールで分かり、同出張所などは十四日、現場に警告板を設置した。周辺は家電ごみなどの不法投棄が目立つが、今回の瓦投棄は悪質性が高いと判断、異例の警告板設置に踏み切った。
瓦は長さ約二十メートル、幅約二・五メートルにわたって河川敷内の砂利道を覆うように捨てられている。同出張所によると、量は二十五立方メートル程度とみられる。
担当者は「瓦は家屋数軒分あり、処理を請け負った業者が不法に捨てたのではないか。現場の道は大型車は入れず、数回に分けて大量に運んだとみられ悪質だ」としている。撤去には多額の費用が掛かるという。
警告板はA3判サイズ。同省、県、町が投棄者や排出者の特定に向け調査していることや情報提供を訴えている。下野署も廃棄物処理法違反の疑いがあるとみて調べている。
出典:下野新聞