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大牟田市 ごみ減量、計画上回る より厳しい目標策定へ

2008/05/22

ニュース

大牟田市は、ごみ減量が予測以上に進み、2014年度までに達成すべき数値目標を近く達成する可能性が高いことから、「ごみ処理基本計画」を見直し、減量の目標をより厳しくする方針を固めた。

市は06年2月にごみ袋を有料化。05年度に4万4161トンだった燃えるごみは、06年度が約14%減の3万8050トン、07年度も3万6031トンと着実に減り続けた。市民が有料化に慣れ、ごみが再び増える「リバウンド」の兆しもないという。

06年2月に改定した現行計画は、燃えるごみを1人1日当たり09年度までに622グラム、14年度までに584グラム以下にそれぞれ抑える目標を設定した。だが、07年度時点で598グラムまで減っており、減量目標の再設定が必要となっていた。

可燃ごみを含めた1人1日当たりのごみ排出量も、05年度は1220グラムで全国や福岡県の平均を上回っていたが、06年度以降は下回ったとみられている。

しかし、ごみ固形化燃料(RDF)製造施設建設費の起債償還などのため、40リットルのごみを処理するために要するコストは、袋代の10倍の400円を超える水準だとしている。

このため、市ごみ減量対策室では、より減量を進める新たな数値目標を策定する。また、資源ごみの4分の1がリサイクルされていないことから、分別の精度を上げるためのPRに力を入れる考え。

戸上哲志室長は「生ごみを分解して土に返す段ボールコンポストのモニター募集や学校での出前授業も積極的に進め、リサイクル意識の向上を図りたい」と話している。

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