大栄環境が小型家電リサイクル法の実証事業
2013/07/26
ニュース
大栄環境(本部・神戸市東灘区)は、環境省の2013年度「小型電子機器等リサイクルシステム構築実証事業」(再資源化事業者提案型)に事業計画が採択された。
今後、兵庫県の神戸市、三田市、三木市および和歌山県紀ノ川市の4市と連携し、来年3月まで実証実験を行う。
同事業は今年4月に「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」(小型家電リサイクル法)の施行にともない実施される。住民から排出されるデジタルカメラや携帯電話など使用済み小型電子機器の再資源化を進めるのが狙いだ。
効率的な回収方法や、回収した小型電子機器について分別・解体・選別・破砕といった中間処理を検討。鉄、銅などのベースメタルのほか金、銀、リチウム、プラチナなどのレアメタルを含む有用金属の回収などに関する実証実験を行う。
また、環境省は再資源化事業者と連携する市区町村に対し、使用済み小型家電の回収体制の構築に必要な支援も行う。
支援の対象としては、自治体が地域の量販店や公共施設に設置する回収ボックスなど物品費のほか、自治体のクリーンセンターでのピックアップ回収費、市民向け広報活動費や希少金属(レアメタル)の含有量や組成分析調査の費用などがある。
大栄環境は6月28日に小型家電リサイクル事業の認定を取得している。今回、実証事業の採択を受けたことで今後、4市と連携して効率的な回収・運営体制を構築する考えだ。
出典:産経Biz