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大栄環境、最終処分場跡地を活用した大規模太陽光発電設備が完成し、売電を開始

2014/03/12

ニュース

 廃棄物処理大手の大栄環境が大阪府和泉市の管理型最終処分場跡地を活用して開発した大規模太陽光発電設備(メガソーラー)「DINS(ディンズ)メガソーラー」が完成し、3月3日に売電を始めた。関西地区の民間の最終処分場跡地でのメガソーラーは初めてとなる。今後、他の最終処分場跡地でも太陽光発電設備の設置を検討する。

 2013年3月に埋め立て終了した丘陵地の「平井処分場」跡地に造った。2MW(2000kW)の出力があり、5万2870m2の敷地の約3万m2に東芝製のパネル9030枚を設置した。年間で一般家庭約640世帯分の消費電力量にあたる230万kWhの発電電力量を見込み、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて関西電力に全量売電する。

 平井処分場の跡地利用は当初、大栄環境の近隣の処分場跡地と同様、公園や運動場にして一般に無料開放する計画だったが、2011年3月の東日本大震災以降の電力不足を受け、メガソーラー設置に決定した。処分場跡地は地盤が安定していないことが課題になり、軟弱な地盤へのパネルの置き方などの実証試験を行って実現させた。

 大栄環境は2014年度からの経営計画で新たなエネルギーの創出を掲げ、処分場跡地でのメガソーラーに加え、2万kWの出力がある木質バイオマス発電も計画する。さらに、焼却炉から回収した熱をコンテナで外部に提供するシステムの構築にも取り組んでいる。蓄熱材に熱をためて温浴施設に運ぶ仕組みで、近く実証事業を始める。

出典:日経BP環境経営フォーラム

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