大林組、PCB含有廃棄物(蛍光灯用安定器)の不適正な処理について
2012/11/05
ニュース
今般、大林組が大阪市内で施工した解体工事において、既存建物に設置していたポリ塩化ビフェニル(PCB)を含有するスリムランプ蛍光灯用安定器を、誤って搬出・処分していたことが判明し、本日、大阪市から勧告を受けました。
当該安定器は、本来、建物解体工事前に仮保管場所へ移設する計画でしたが、既にすべての移設が済んだものと誤解し、残置されたまま解体工事に着手してしまいました。
当該安定器の処分経路を追跡調査した結果、雑鉄スクラップとして電炉メーカーの溶鉱炉で約1,600℃の高温で溶融されていることを確認しました。また、念のためスクラップ置場の工場排水の水質検査を実施しましたが、PCBは検出されなかったことから、環境への影響はないものと考えます。
このような事態に至り、関係者の皆様には、たいへんご迷惑・ご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます。
今回の勧告を厳粛に受け止め、今後は、管理体制を強化し、再発防止に努めてまいります。