壁のすき間に廃材投棄容疑…積水ハウス支店捜索
2011/07/19
ニュース
大手住宅メーカー「積水ハウス」(大阪市北区)が施工した千葉県内の建物の内部に、建築廃材が捨てられていた疑いがあるとして、千葉県警が、県内の同社支店などを廃棄物処理法違反(不法投棄)容疑で家宅捜索したことが13日分かった。
県警は、建築関係者が廃棄物の処理費用を縮減するために行った可能性があるとみて捜索で押収した資料などの分析を進めている。
捜査関係者によると、千葉県内のアパートやマンションなど計5棟で、石こうボードや木材などの廃材が、外壁と内壁の隙間に押し込めるような形で捨てられていたという。
工事は県内の下請け業者が担当したが、積水ハウス社員が現場監督などとして建築に携わっていたという。県警では、同社側でも廃材が不法に投棄されていることを把握していた可能性があるとみて、8日に千葉県内にある同社の3支店を捜索。13日には下請け業者2店を捜索した。
同社広報部は、読売新聞の取材に対し、「捜索を受けたかどうかも含めてコメントできない」としている。
出典:読売新聞