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埋立処分場にメガソーラー 公募で事業者募集 仙台・泉

2013/08/20

ニュース

 仙台市は、泉区福岡にある市の施設「延寿(えんじゅ)埋立処分場」を、大規模太陽光発電所(メガソーラー)用地として活用する方針を固めた。民間事業者に貸し出す考えで、今月下旬に公募を始める。埋め立て処分場をメガソーラー用地に使うのは県内で初めて。
 約6.4ヘクタールの敷地のうち、約3ヘクタールに太陽光パネルを設置。出力約2000キロワット、200万キロワット時の年間発電量を想定している。既設されている処分場への送電設備を利用できるため、初期投資を抑えられるメリットがあるという。
 2015年3月の事業開始を見込む。事業計画期間は20年で、再生可能エネルギーの固定買い取り制度に基づき、全発電量を東北電力に販売する。事業者は、売電収入の一部を敷地の使用料として市に支払う。
 処分場は1982年4月に市が開設し、一般廃棄物の焼却灰や不燃物の埋め立てを開始した。2000年3月に埋め立てが完了し、現在は敷地の再利用に向けた排水処理が行われている。
 市は、東日本大震災で発生したがれきの仮置き場としての利用を見込んでいたが、市内のがれき処理がほぼ終了したため、敷地の利用策を探ってきた。
 市環境局は「再生可能エネルギーの創出に少しでも貢献したい」としている。
 埋め立て処分場をメガソーラー用地として活用する取り組みは、新潟市や千葉市などで行われている。

出典:河北新報社

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