埋め立て終了期間延長へ 徳島東部最終処分場
2009/12/12
ニュース
徳島県は10日、徳島東部最終処分場(松茂町)の埋め立て終了期間が、当初計画の2016年度(07年度から10年間)よりも延長される見通しを明らかにした。
07、08両年度の埋め立て実績が計画量を大きく下回ったため。県議会環境対策特別委員会で、福山守氏(明政会)の質問に答えた。
徳島東部処分場は処分容量約144万立方メートルで、07年4月から廃棄物の受け入れを開始した。県によると07、08両年度の埋め立て実績は、一般廃棄物計3万2千立方メートル、産業廃棄物計1万立方メートルで、処分容量のそれぞれ4・3%、7・9%。両年度とも年間計画量の一般廃棄物7万4千立方メートル、産業廃棄物1万3千立方メートルを大幅に下回った。
豊井泰雄環境総局長は「ごみの減量化やリサイクルが進んだほか、不況の影響で産業廃棄物が減ったのが要因ではないか。ごみの排出抑制による処分場の延命を図りたい」と話している。延長期間は未定。
徳島空港周辺整備事業で空港北側に設置された徳島東部処分場は、徳島市など4市8町村の一般廃棄物と7市12町村の産業廃棄物などを受け入れており、埋め立て終了後は公園などとして整備される。
出典:徳島新聞