国際航業、和歌山県の産廃処理施設跡地に714kWの太陽光発電所
2013/10/03
ニュース
日本アジアグループ傘下の国際航業、国際ランド&ディベロップメント(東京都)は、和歌山県公募の「ダイオキシン類汚染無害化処理対策地における太陽光発電所設置事業者」に選定された。同公募は、「事業計画(適切性、安全性、賃料)」「事業遂行(経営の安定性、実績、円滑な施工)」「波及効果(施工時の地元企業連携)」「地域活性化策」などを選定の基準としたもの。
今回検討を進めるのは、和歌山県所有の未利用地(産業廃棄物処理施設跡地)を有効活用した「和歌山・橋本太陽光発電所(仮称)」。出力は714kW(一般家庭の約200世帯分)、CO2削減量は428t(杉3万本分)に相当。官民一体の要素が加わった事業として、「環境学習の支援(見学施設・設備の設置、見学会実施)」「非常用電源の提供」「防災対策及びまちづくりの提案」など、和歌山県の防災政策に貢献できる提案をしていく。今年12月に着工し、来年3月に完成予定。
日本アジアグループは、グリーン・コミュニティの実現を目指し、国内外でメガソーラー発電所の開発に注力している。国際航業は、空間情報コンサルティング事業・行政支援事業・グリーンエネルギー事業などを手がけ、自治体のマスタープランに連携した太陽光発電などの分散型エネルギーの設置運営(宮崎ソーラーウェイ、館林ソーラーパーク)を行っている。今回の事業もグリーン・コミュニティ形成の一環で、地元への経済効果、環境教育に関しても和歌山県と協議を行いながら、県が目指すまちづくりに貢献したい考えだ。
出典:環境ビジネスオンライン