四日市の産廃不法投棄:業者と清算人を書類送検 産廃処理命令違反容疑 /三重
2012/10/29
ニュース
国内最大規模の廃棄物が不法投棄された四日市市大矢知町の最終処分場跡地の問題で、四日市北署などは22日、処分場を運営していた廃棄物処理業者「川越建材興業」=同町大城、特別清算中=と、同市の清算人の女(74)を、廃棄物処理法違反(措置命令違反)の疑いで、津地検四日市支部に書類送検した。
容疑は、07年1月に最終処分場の廃棄物の飛散や、汚水の流出防止対策をするよう県から措置命令を受けたにも関わらず、履行期限の08年12月までに応じなかったとしている。「金がなくてできなかった」と容疑を認めているという。
県は履行期限後も含め、計25回にわたり指導を繰り返したが同社は応じず、今年2月に同署に告発した。約9万4000平方メートルの敷地に、約262万立方メートルの廃棄物が投棄されているとされ、染み出た汚水で下流の農作物に影響が出る可能性もあるという。県は先月11日に行政代執行に着手、来年度から対策工事を行う予定。
出典:毎日新聞