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和歌山県の監視カメラで発覚 不法投棄の疑いで2人逮捕

2013/02/16

ニュース

 紀の川市の山中に不法投棄したとして県警生活環境課などは13日、 和歌山市次郎丸の廃品回収業、 中井康晴 (52) と同市湊の古紙回収業者作業員、 三宅清隆 (48) の2容疑者を廃棄物処理法違反の疑いで逮捕した。

 同課によると、 2人は昨年11月12日午後9時ごろ、 紀の川市中津川の山中に冷蔵庫3台、 ブラウン管テレビ1台、 モニター2台を捨てた疑い。 同所に以前から冷蔵庫などが投棄されていたことから県が本年度予算で昨年10月末に監視カメラを設置していたところ、 軽トラックの荷台から投棄する2人が映っていた。 県警が画像を基に捜査を進めていた。 2人は 「間違いありません」 と容疑を認めているという。

 県によると、 投棄されたのは農免道路から車で5~10分入った軽自動車しか通れない道を走った場所で、 果樹畑ののり面に捨てていたという。 県の不法投棄通報で逮捕につながったのは書類送検事例を除いて今回が初めて。

 県は不法投棄をなくそうと、 各地の山中に高性能監視カメラを設置している。 逮捕のきっかけになったカメラには、 暗闇でも、 車のナンバーや2人の顔が鮮明に映っていたという。 カメラの設置場所や数、 機種について 「特定される恐れがある」 と非公表とし、 「今後も見つかった場合は社会的責任を取ってもらうことになるので、 不法投棄は絶対にやめてほしい」 と話している。

出典:わかやま新報

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