名成産業に改善命令/愛知
2008/12/26
ニュース
県、施設許可取り消しも検討
県は25日、春日井市松河戸町の産業廃棄物焼却施設で、今年9月からの試運転でも排ガスの一酸化炭素濃度など3項目が基準を超えたため、事業者の「名成産業」(伊藤満寿男社長)に対し、4月に次いで2度目の改善命令を出した。改善期限は来年3月6日。
同部が試運転中に行った検査で、排ガスの一酸化炭素が技術基準を、敷地境界の騒音値、臭気指数が維持管理値を超えていた。
4月の検査でも、塩化水素濃度など3項目で基準を超えていた。
県環境部では、同施設が消石灰の飛散などで2回の改善勧告を受け、試運転でも再び基準を達成できなかったことを重く見て、次回の確認検査では、超過項目を含むすべての項目で技術基準値、維持管理値を達成するよう求めており、達成できなかった場合は「施設の許可取り消しも検討する」としている。
また、春日井市も同日、同社と締結している公害防止協定に基づき、超過3項目の改善を指示した。
出典:;読売新聞