名古屋港に廃プラ放置 弥富の業者が保管
2010/08/21
ニュース
名古屋港弥富ふ頭(愛知県弥富市)にある民間の産業廃棄物中間処理施設に、保管計画量の約5000立方メートルの数倍に及ぶ廃プラスチック類などが野積みされたまま、放置されていることが分かった。
県資源循環推進課によると、処理業者は「グローバルエコロジー」(同)。
今年1月下旬、県に「廃棄物があふれている」との匿名の通報があり現地を調査。同社が保管計画で示していた保管場所以外に産廃が野積みされていたため、2月と5月の2回、文書で改善を指導した。
施設は約1万2000平方メートルで、名古屋市内の海運会社が名古屋港管理組合から借りた土地を、グローバル社に貸していた。
同社は事実上倒産状態といい、県などは、会社関係者や海運会社などと今後の処理について協議している。同社は2004年の設立で、愛知県や名古屋市などから収集運搬業や処分業の許可を受けていた。
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出典:中日新聞