古タイヤの投棄急増
2010/05/08
ニュース
香取市小見川地区で昨夏ごろから、古タイヤの不法投棄が急増している。いずれも同地区の山林や道路脇にゲリラ的に不法投棄されている。
市は県と連携して、この“産業廃棄物”の撤去作業を進めているが、複数の地区で広範囲に散乱しているため、なかなか追いつかないのが現状だ。
昨年9月、同市織幡、増田、下小堀、白井地区で深夜から未明にかけ、連続的に古タイヤの不法投棄があった。また利根川沿いの水田地帯でも投棄が確認されている。いずれにしても旧小見川町が多く「何で小見川なのか分からない」と担当者は首をかしげる。
県などによると、不法投棄された古タイヤ数は昨夏ごろから、判明しているだけでも約千本といわれる。
同市では以前から山林などに山積みにされた古タイヤの投棄問題があったが、今回は、まるで「見つけてください」と言わんばかりに、道路の真ん中に短時間で“置き逃げ”したようなものが目立つという。
市の担当者は「道路で道をふさいだものは、地域住民の生活に支障が出るので、回収せざるを得ない。行政が片付けるのを知っているかのような犯行で、悪質性を感じる」と困惑。別の担当者も「何らかのかたちで処分を請け負った者が、処理代を浮かすために捨てているのでは」という。
出典:ちばとぴ