収集車ゴミ炎上、消防署に乗り付け 口頭で通報--浜松 /静岡
2008/04/07
ニュース
4日午前10時35分ごろ、浜松市中区鴨江町の中消防署鴨江出張所前に、後部のコンテナから白煙が上がっているゴミ収集車が乗り付け、男性運転手が「中のゴミが燃えている」と口頭で通報した。同出張所は他の拠点からも応援をもらい、消防車3台で放水して約20分後に消し止めた。現場は市中心部で人通りの多い場所。「ボン」という破裂音も鳴り響いて一時騒然としたが、けが人はなかった。
市消防本部によると、出火したのは市の委託を受けた収集車で、付近の不燃ゴミを集めていた。回収したスプレー缶などに残ったガスが内部で発生した火花により発火したとみられる。
市資源廃棄物政策課によると、3日午前にも、同市東区で不燃ゴミを載せた収集車内部が燃えたばかり。その火災は、ライターのガスが引火したのが原因らしい。昨年度は同様の火災が39件起きており、同課は「自治会などを通じて正しいゴミの出し方の指導に努めたい」としている。