「日本シューター」医療系廃棄物の電子管理システム
2017/04/04
ニュース
村田機械株式会社の子会社である株式会社日本シューターの、医療系廃棄物の処分を効率化する電子管理システム「WETS(ウエッツ)」。これを導入する動きが医療機関の間で広がっている。同社は、このサービスを2013年の4月から始めている。
同システムは、注射針やカテーテルなどの医療系廃棄物をバーコード付きの専用容器に入れ、業者が容器のバーコードを読み取り、計量すれば、自動的に廃棄物の量がクラウド上に登録されるというもの。バーコードの読み取りは、スマートフォンでも行える。事務処理が煩雑な紙のマニフェストとは違い、非常に便利なシステムだ。
医療系廃棄物の処理については、排出元の医療機関、収集業者、処理業者それぞれに適正に処理する責任があり、違反すれば刑事罰となる。ただでさえ多忙な医療機関にとっては、ありがたいシステムと言え、今後も需要が増えるとみられている。