北九州食品リサイクル:破産手続き申請開始 機械破損で休業影響 /福岡
2012/09/05
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地裁から1日付で破産手続き開始決定を受けていた北九州食品リサイクル。市環境未来都市推進室によると、同社は豆腐製造時に出るおからを菓子などの食材や家畜飼料などにリサイクルする事業で01年、市内の豆腐店経営者15人が出資し創業。国・市の補助金を受けて、リサイクル事業が集まる若松区の北九州エコタウンに工場を建設した。
だが計画通りにおからが集まらず、04年4月に事業休止。翌年再開したが、おからを乾燥させる機械が破裂し再び休業状態に。同社はその後、破裂原因を巡って訴訟を起こしていた。
同室は今後の推移を見守る構えで「市が補助金を出していただけに残念」とコメント。事実上の倒産については「見通しの甘さがあったかもしれない」と話した。
同室によると、エコタウンに進出した30社のうち、これまで1社が廃業、北九州食品リサイクルを含む2社が事実上倒産したという。
出典:毎日新聞