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北九州市 「プラスチックスマート推進事業」でごみ袋をバイオマス製に

2019/05/22

ニュース

福岡県北九州市は、プラスチックスマート推進事業の取組みとして、バイオマスプラスチック製のごみ袋を導入することを決めた。プラスチックスマートとは、廃プラスチックによる海洋汚染が深刻な問題となっているため、環境省が打ち出しているキャンペーン。バイオマスプラスチックは、植物を原料にしたもので環境にやさしい。同様のごみ袋導入は、京都市が既に導入している。

同市は、同推進事業について、本年度の一般会計当初案に関連予算として数千万円を計上し、5月30日に開催される6月市議会に提出する予定。まずは、ボランティア用のごみ袋から着手し、2020年度には家庭用のごみ袋にも導入して行く。また、その他の取組みとして、廃プラをリサイクルしている市内の事業所の支援も開始する。2003年度に創設した「環境未来技術開発助成事業」を活用し、支援の審査体制などを見直ししていくという。

かねてより、同市は、水道水の浄化など環境技術において海外からの評価も高く、タイに専門家を派遣するなどリサイクルの指導も行っている。2018年には、経済協力開発機構からSDGsモデル都市として選ばれた。

日本国内で発生する廃プラスチックは、年間約900万tとされている。そのうち100万t以上が国内で処理しきれていないと言われている。

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