勝手に廃品回収の業者立件へ 4県警、十数人を逮捕方針
2010/11/10
ニュース
無許可でゴミの収集や運搬を繰り返していたとして、宮城、千葉、埼玉、愛媛の4県警は、廃品回収業者「グローバルマネジメント」(神奈川県藤沢市)の幹部ら十数人を廃棄物処理法違反(無許可営業)の疑いで10日にも逮捕する方針を固めた。
同社をめぐっては、頼まれていない物品を勝手にトラックに積み、後から高額な作業代金を強引に請求する「先積み」の手口が問題となり、消費者庁が8月、特定商取引法違反(威迫・困惑など)にあたるとして、6カ月の取引停止を命じ、宮城県警に刑事告発していた。
捜査関係者によると、同社宮城支店(仙台市)の20歳代の支店長らは5月下旬ごろ、仙台市宮城野区の民家などからタンスやれんがなどの廃棄物を無許可で収集、運搬した疑いがある。埼玉、千葉、愛媛の各支店でも同様の行為をした疑いがある。
同社は「再生工房」の通称で、全国16支店(8月現在)で営業。消費者庁によると、同社は回収トラックが呼び止められると、代金を言わずに庭先や物置にある依頼された以外の物品を積み込み、「作業の手間はどうなるんだ」とすごんで高額な代金を請求していた。
各地の消費生活センターには2007年度以降、同社に関する相談や苦情が200件以上寄せられていた。
出典:asahi.com