出島廃棄物処分場、計画見直し 県と住民側が合意 広島
2011/04/30
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県西部で出た産業廃棄物を中心に埋め立てを行う出島廃棄物処分場(広島市南区、約18ヘクタール)をめぐり、県と地元住民団体は、廃棄物の搬入ルートを海上から陸上に変更する一方で操業期間を10年間に限定する内容の計画見直しに合意、確認書の調印式を28日行った。
処分場は平成15年着工、18年操業開始の予定だったが、工事契約のトラブルなどで計画が遅れ、県西部の産廃処分場はゼロの状態。湯崎英彦知事は「必要不可欠な施設。可能な限り早く埋め立てを始めると共に、住民から信頼される運営に努めたい」と話した。
処分場は当初、同市佐伯区の港で産廃を積み出し海上搬入する計画だったが、県は昨年9月、需要低下や処分場周辺の道路状況改善をうけ、処分コスト削減のため陸上搬入とする方針を表明。出島・宇品地区の住民団体と協議してきた。
産廃の搬入開始は平成25年度半ばの予定。10年間に190万立方メートルを処分、埋め立て終了後は緑地広場に整備する。
出典:産経ニュース