処理施設誘致、市長らに提言、夕張商議所が6項目
2008/06/16
ニュース
夕張商工会議所(沢田宏一会頭)は十三日、カジノの研究のほか、高レベル放射性廃棄物や産業廃棄物の処理施設の誘致など地域振興策の提言を藤倉肇市長や市議会議長に伝えた。これに対し、藤倉市長は放射性廃棄物の処理施設については、誘致する考えのないことを示した。
今回商議所が提言したのは、このほか自衛隊の演習場や刑務所の誘致、石炭露天掘りの促進を合わせ六項目。処分場誘致で得られる交付金などにより、十八年にわたる財政再建期間を短縮するのが狙いだ。
藤倉市長は特産の夕張メロンのイメージ低下を招きかねないとして、放射性廃棄物と産業廃棄物の処理施設は「誘致検討の余地はない」との否定的な見方を示した。