入れ歯の型を不法投棄、業者捜索 兵庫県警
2011/06/08
ニュース
入れ歯製作に使用した石膏(せっこう)の歯型などを雑木林に不法投棄したとして、兵庫県警生活環境課などは8日、廃棄物処理法違反容疑で、同県洲本市納の医療用器具製造会社「オクノ」と同社代表(58)の自宅を家宅捜索した。
県警は、同社が処理費用を免れる目的で投棄した可能性が高いとみて、全容解明を進める。
捜索容疑は、5月上旬、同市五色町広石下の雑木林に、袋に詰めた石膏の歯型など約14キロを不法投棄したとしている。
県警によると、周辺には歯形の石膏などが入った袋約20袋が見つかっており、不法投棄は少なくとも数百キロにのぼるとみられる。
今年2月、近くの住民が不審な袋を見つけ、洲本署に通報。県警が調べたところ、袋内から同社の関係資料が見つかったという。
同社事務所には同日午前9時半すぎ、段ボールを持った捜査員ら約10人が入った。県警は押収資料を分析するとともに、代表や従業員らから事情を聴き、投棄の経緯などを調べる。
出典:産経ニュース