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中国の輸入廃棄物規制による影響 各国に

2018/05/22

ニュース

中国が、2018年1月から24品目、4月からは更に16品目の廃棄物の輸入を禁止した影響が各国に出ている。この輸入規制は、廃棄物の不適切処理による環境破壊を懸念してのこと。

中国に廃棄物を主に輸出していたのは、日本の他に、アメリカ、イギリス、オーストラリアなど。
アメリカは、これまで、中国にプラスチックやリサイクル古紙などきちんと分別されていない資源ごみも輸出してきたが、今年5月初旬から6月4日までリサイクル用廃棄物の受け入れを停止されている。このことから同国のリサイクルにかかるコストが上昇し、回収業者の利益も低下、資源ごみは埋め立てるしかない状況という。上昇したコストは住民の負担になる恐れもあり深刻な問題に発展している。同国は、中国に対し、規制の撤回を要望しているが、中国は応じていない。

また、オーストラリアでも資源ごみは埋め立てられており、イギリスでは、低級廃プラスチックを焼却処理する見通し。

中国税関によると、2018年第1四半期の、プラスチック、古紙、金属を含む廃棄物の受け入れは54%減という。同時期のベトナム、マレーシア、タイなどの近隣諸国の受け入れが劇的に増加しているが、従来の中国の受け入れ量は補えないとみられている。

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