不良化粧品を不正処分させる 製造会社社員ら、容疑で逮捕 /東京
2009/02/26
ニュース
化粧品の不良品を無許可業者に処分させたとして、警視庁生活環境課は25日、化粧品製造販売会社社員、長島重雄(51)=埼玉県川越市=と廃品回収業、鈴木利雄(60)=同県日高市=の両容疑者を廃棄物処理法違反容疑で逮捕した。長島容疑者は容疑を認め「会社のためにやった」と供述している。一部は消費者に渡ったが、健康被害の報告はないという。
逮捕容疑は、長島容疑者が昨年6月、受託生産している「トリプルサン」(港区)社の美容クリームと美容液計約7000個(計約716・9キロ)の不良品の処分を産業廃棄物処分の許可がない鈴木容疑者に10万円で委託したとしている。
生活環境課によると鈴木容疑者は大半を廃棄していたが約2000個を日高市内の古物商に転売。古物商らがネットオークションに出し1個2000~9000円で売りさばいていた。購入者から苦情があり、不正が発覚した。
出典:毎日新聞