不法投棄空から監視
2009/11/25
ニュース
豊田市内で増加している産業廃棄物の不法投棄を監視するため、豊田、足助署と豊田市は24日、ヘリコプターで市内一円を上空からパトロールした。
2005年の合併以来、市内の山間部で不法投棄が目立ち始め、市の環境部廃棄物対策課にも苦情や相談が相次いでいる。一般の家庭ごみの投棄に加え、解体業者らが産業廃棄物を粉々に砕いて地中に埋めるなど、手口も巧妙化しているという。
同課では、民間の警備会社に委託するなどして夜間のパトロールを続けているが、不法投棄は山間部に集中しているため、地上からは被害を確認しにくい。このため、年に2回、合同で空からのパトロールを行っている。
この日は、豊田、足助両署員、同課職員の計7人が県警ヘリ「あけぼの」に搭乗し、約1時間半にわたって、ヘリに搭載した高性能カメラや双眼鏡を使い、幹線道路沿いを中心にチェックした。
この結果、数か所で不法投棄と見られる現場を発見し、今後、捜査を行うという。
出典:読売新聞