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不法投棄検挙が大幅増 行政との連携奏功 大仁署

2011/01/28

ニュース

 大仁署はこのほど、昨年(1~12月)の不法投棄の検挙状況をまとめた。取り締まりを強化した結果、件数、検挙人数、検挙不法投棄量はいずれも前年より大幅に増加した。

 不法投棄の発生が後を絶たない一方、監視や回収に力を入れる行政との連携が検挙数増加につながったとみられる。

 まとめによると、検挙数は16件(前年比10件増)、検挙人数は逮捕者8人を含む18人(前年比11人増)で、立件した不法投棄量も1393キロ(前年比807キロ増)だった。投棄場所は、伊豆市が13件で前年より10件増え、伊豆の国市は3件(前年と同じ)だった。山間部の幹線道路沿いの谷間に投棄する事例が目立ったという。

 従来から多い建築廃材や廃タイヤなどに加え、エコポイント制度による家電の売り上げ増に伴い家電の不法投棄が増えているのも特徴。同署は県警本部と連携し、捜査態勢を強化している。

 同署生活安全課の担当者は「地元の不法投棄防止への意識が高まり、行政や住民との連携がうまくいっている」と分析。巡回パトロールや警察への通報を積極的に実施している伊豆市環境衛生課の担当者は「不法投棄すれば罰せられるという厳しい姿勢を示すことができた。実績を抑止力につなげたい」と話す。

出典:静岡新聞

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