不法投棄の冷蔵庫を撤去へ 岡山市、貝殻山で来月上旬に
2010/03/13
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岡山市は12日、同市南区阿津の貝殻山中腹に不法投棄されている約40台の冷蔵庫について、4月上旬に撤去する考えを市議会経済委員会で明らかにした。今後、不法投棄者が判明すれば、撤去費用の損害賠償請求を行う方針。
不法投棄は現在、岡山南署が廃棄物処理法違反の疑いで捜査中。現場の林道沿いの斜面は同市が所有しており、瀬戸内海国立公園に近接する景観などを考慮して撤去に踏み切ることにした。
撤去費用は積算中だが、家電リサイクル法に基づいて有料で処分するため、容量171リットル以上の冷蔵庫1台につき4380円が必要で、処分費だけでも20万円前後になる見込み。これに業者への回収委託料が加わることになる。
不法投棄は2月10日に付近を散歩していた男性が発見して、市と同署に通報して判明。家庭用や業務用の冷蔵庫が積み重なるように捨てられていた。
出典:山陽新聞