不法投棄の冷蔵庫を撤去 岡山市 岡山市南区の貝殻山中腹
2010/05/18
ニュース
岡山市南区阿津の貝殻山中腹で2月、冷蔵庫約50台の不法投棄が見つかった問題で、同市は18日、撤去作業を開始した。
家電リサイクル法に基づき有料で処分するため、業者への委託料を含め約50万円の経費が掛かる見込み。1週間前後で撤去を完了する。
市は「悪質な業者が持ち込んだのではないか」とみており、投棄者が分かり次第、損害賠償請求する方針。岡山南署も廃棄物処理法違反の疑いで捜査している。
撤去作業は市職員や業者ら約20人が出て午前9時に開始。林道沿いの斜面に積み重なるように捨ててある冷蔵庫をクレーンで引き揚げ、トラックで約1キロ離れた仮置き場まで運んだ。作業に伴い、同署捜査員は冷蔵庫の製造番号などを調べた。
不法投棄は2月10日、市民からの通報で発覚。市は瀬戸内海国立公園に隣接する景観などを考慮し、撤去を決めた。
出典:山陽新聞