不法投棄、分別面倒など動機身勝手 県警、大掃除のごみ「適正処分を」
2012/12/15
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大掃除シーズンを控え福井県警は13日、県内で発生した家庭ごみなど一般廃棄物の不法投棄事件の処理件数をまとめた。今年1月から今月13日までに廃棄物処理法違反の疑いで11件(前年比2件増)を摘発。県警生活環境課は「家庭ごみでも悪質な事案は今後も取り締まっていく」としている。
同課によると不法投棄されていたのは主に生ごみやペットボトル、空き缶、段ボール。一般市民からの通報による認知が多かった。内容は▽42歳女性が夜間、ペットボトル約3キロを空き地に投棄▽23歳男性が日中、雑誌や生ごみなど約10キロを空き地に投棄▽49歳男性が日中、冷蔵庫や自転車など約300キロを空き地に投棄―など。
ごみの野外焼却でも同法違反の疑いで8件(前年比3件増)を摘発した。夫婦で日中、自宅から出た畳や廃材など約270キロを河川敷で焼却した事案などがあった。
動機は「ごみの分別が面倒」「処分費用がかかる」「誰も見ていないだろう」などと身勝手なものがほとんどだという。摘発した19件のほとんどに10~50万円の罰金が科せられた。同課は「不法投棄すると多額な罰金が科される。適正な処分を」と呼び掛けている。
出典:福井新聞