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下水道に大量の廃油 不法投棄の疑いも

2009/12/03

ニュース

 岐阜市や岐南町など10市町の下水を処理し、長良川や木曽川へ放水する木曽川右岸流域下水道に昨年12月と今年8月、1000リットルを超える大量の廃油が流入していたことが2日、分かった。

 廃油は浄水場などで除去され、川に油は流出しなかったが、不法投棄の疑いもあるとして管理する県流域浄水事務所は警戒を強めている。

 同事務所によると、廃油の流入があったのは同下水道のうち岐阜市と各務原市、岐南町、笠松町の生活排水を処理する長良川幹線(総延長19・8キロ)。

 昨年12月22日午前10時ごろ、汚水を各務原浄化センターへ送る岐南ポンプ場(岐南町)で、汚水の水面に大量の廃油が浮いているのが見つかった。油は東に約10キロの同センターでも見つかり、職員らがオイルマットなどで1日がかりで除去したという。

 また、8月27日朝にも同ポンプ場で廃油が浮いているのが見つかり、再び職員らが除去。流入した量は2回とも1000~1200リットル程度とみられ、県公衆衛生検査センターで成分を調べたところ、エンジンオイル系の機械油が多かったという。成分は一致しなかった。

 周辺の工場などから油の流出の事故届はないことから、県が岐阜市と岐南町、笠松町の工場や事業所など周辺の30社に立ち入り調査したが、原因は分からなかったという。不法投棄の疑いもあり、各務原浄化センターは岐阜羽島署に届け出た。

 2回の廃油流入を受け、同センターは12月を「異物流入防止監視月間」とし、流域の10市町で特別パトロールを実施。2日には岐阜市柳津町のマンホールなどで油が流入したことを想定した防災訓練を行った。

出典:中日新聞

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