三重県、初の行政代執行へ 四日市産廃
2012/09/05
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国内最大規模の産業廃棄物が四日市市大矢知、平津(へいづ)の両地区に投棄されていた問題で、県は3日、現地の測量や地質調査などの行政代執行に入ると発表した。11日から始め、来年度の早い時期までに7700万円をかけて調査する。
県廃棄物適正処理プロジェクトチームによると、県は1994年3月、同地区で産廃処分業を行っていた「川越建材興業」(四日市市)に産廃の撤去を命令した。ただ、これまで命令は守られず、初めて行政代執行に踏み切るという。
不法投棄された産廃は約262万立方メートルで、廃プラスチックやコンクリート片など建設廃材が中心。県は調査終了後、8月に10年間の延長が決まった「特定産業廃棄物支障除去特別措置法」に基づく財政支援を国に申請し、現場の覆土や雨水排水対策工事に取りかかる方針。
出典:朝日新聞