三菱商事、廃プラスチックリサイクル事業の本格操業を開始
2009/02/24
ニュース
三菱商事は、出資会社であるエム・エム・プラスチックが千葉県富津市にある資源化工場の本格操業を4月から開始すると発表した。
この事業では、容器包装リサイクル法で回収される「その他プラスチック製容器包装」をペレットに再生し、これをサンドイッチ成形技術でコア層に使用してリサイクル素材を利用しながら高品質物流用パレットを製造するという。ペレット製造工場では、年間1万8360トンの廃棄プラスチックを処理できる。
また、リサイクル素材を利用しながら、従来のプラスチックと同等の品質のを確保し、年間13万枚の物流用パレット製造能力を持つという。
工場では、水を利用した湿式洗浄方式だけでなく、乾式洗浄方式も採用することで水や熱エネルギーの使用を抑制し、環境負荷の低減を図る。
エム・エム・プラスチックが製造する物流用パレットは、従来の廃プラスチックの焼却処理やバージン材料によるパレット製造の場合に比べ、1枚当たり27kgの二酸化炭素削減効果が期待できるという。
出典:日経エコロジー