ワカメ残さ不法投棄 大船渡、容疑で20人書類送検へ
2013/05/29
ニュース
大船渡市三陸町綾里の野野前、白浜両漁港を使う漁業者が4月、塩蔵ワカメの茎や根などの残さ計約1トンを不法投棄していたとして、釜石海上保安部が廃棄物処理法違反の疑いで、漁業者20人を近く摘発し、夏をめどに書類送検する方針を固めたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、20人はいずれも綾里漁協組合員の男性。野野前漁港は39~81歳の15人で、白浜漁港は44~78歳の5人。20人は4月17日から20日までの間、それぞれ1回、計約1トンを各漁港の岸壁から海に捨てた疑いが持たれている。
1人で最大約260キロを捨てた漁業者や、ペットボトルや空き缶などの家庭ごみを捨てていた漁業者もいる。いずれも捨てたことを認めているが、捜査関係者によると、手口などから常習性があるとみられるという。
出典:岩手日報