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ロシアサマラ州 家庭ごみ収集事業にデジタル管理システムを導入

2019/08/05

ニュース

7月26日、ロシアの民間移動通信大手MTSが、サマラ州の固形廃棄物取扱事業者エコストロイリスルスと、家庭ごみ収集事業に、デジタル管理システムを導入すると発表した。同プロジェクトは、MTSが、家庭ごみ用のコンテナのモニタリングと、ごみ収集車の移動、輸送状況の管理、監視を行うというもの。ごみ積載量をコントロールする特殊なセンターを設置したコンテナを配置し、ごみの収集ルートにおいて、違反を記録できるナビゲーション機器とビデオカメラ4台をごみ収集車に搭載するという。まずは、サマラ市内の1地区のごみ収集ルートで、試験を実施する。同試験が成功すれば、機器、システムを導入し、ごみ収集車の移動を管理する「サマラ州統一運行管理センター」を創設。MTSが、開発するごみの埋め立て地においての重量管理とごみの検量を自動化するシステムも導入する。

MTSサマラ州支店長アレクサンドル・メラメド氏は、「ごみ収集車の正確なルート作成と作業管理、コンテナの埋まり具合の情報に基づき収集車を配車するシステムをサマラ州向けに開発した。同システムの導入により、ごみ収集事業者の燃費の10%以上を削減することが可能で、住民向けの料金策定プロセスも透明化できる」と話し、エコストロイリスルスのミハイル・ザハロフ社長は、「MTSとの共同プロジェクトは、サマラ州においての、ごみ収集の管理レベルと透明化に貢献する」とした。

ロシアでのごみへの関心は高まりをみせており、自治体が分別収集に取り組んでいる。2020年1月からはモスクワで、分別回収の義務付けが始まる。

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