レアメタルのリサイクル「協力地域」、市が県内初認定/相模原
2012/12/17
ニュース
産業界で需要の高いレアメタル(希少金属)のリサイクルを進める国のモデル事業で、相模原市が「協力地域」として県内初認定された。来春から市内に回収箱を設置し、市民が不用となった携帯電話やデジタルカメラなどレアメタルを含む小型家電を集める。
8月に「使用済み小型電子機器再資源化促進法」が成立したことを受け、環境省などが小型家電の回収体制の整備を進めている。金やコバルトなど、流通や産出量が少ない割に産業界から需要が高いレアメタルの再生利用を促進するため。
相模原市は2013年3月1日から回収箱を少なくとも市内15カ所に設置する。当面は16年3月末まで。回収箱は区役所や市営の清掃工場のみでなく、市民が持ち込みやすい家電量販店など民間施設にも置けるように調整を進めている。
回収対象は長さ30センチ未満の不用となった小型家電で、携帯電話などのほか、家庭用ゲーム機やCDプレーヤーなど全16品目に上る。
市廃棄物政策課は「不用な小型家電でもレアメタルを取り出すことで社会的に有効活用できることを、市民に知っていただく機会にしたい」と意気込む。広報紙などで周知を図る。
問い合わせは、同課電話042(769)8336。
出典:神奈川新聞