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レアメタル、レアアース 分離する新技術開発

2013/09/26

ニュース

 鳥取県衛生環境研究所(同県湯梨浜町)は25日、パソコンなどの電子基板から複数のレアメタル(希少金属)、これまで抽出が難しかったレアアース(希土類)を分離するリサイクル技術を開発したと発表した。実用化されれば、従来の方法より多種のレアメタル、レアアースの再利用が可能になる。同研究所は特許出願中で、世界初の技術という。

 同研究所は、ブラウン管テレビに使われる鉛入りガラスから鉛を分離する「分相法」を既に確立している。

 この技術を応用し、鉛を固形のメタル状に取り出せる「還元分相法」を独自に開発。廃小型家電の電子基板からレアメタルを分離する研究を進め、電気自動車モーターの磁石に利用されるネオジムなどレアメタル5種、レアアース3種を分離させることに成功した。

 同研究所の長谷岡淳一所長は「環境や衛生を扱う自治体の研究所が特許を出願すること自体が珍しい。金属のリサイクルを進めることで、環境負荷の低減や新産業の育成にもつながる」としている。

 還元分相法 ガラスの成分が特定の温度で異なる二つの組成に分離する「分相」の性質を利用した技術。鉛入りガラスに分相剤のホウ素と還元剤の炭素を加えて溶融。分相と同時に還元反応を促し、冷却後は固形の鉛と分相ガラスに分離させる。ガラスに酸を加えると、残りの鉛も溶液に溶かし出す。この技術を応用し、小型家電に使用される電子基板からレアメタル、レアアースなどを分離することに成功した。

出典:日本海新聞

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