リコー 環境事業開発センター開所
2016/05/30
ニュース
精密機器大手の株式会社リコーは、環境を基軸とした事業を拡大するため静岡県御殿場市に「リコー環境事業開発センター」を開所した。同センターは、13年に閉鎖した複写機の旧マザー工場を再利用したもので、大学や周辺自治体と共同して実験を実施。2020年までに、環境事業の売上高で年間1,000億円を目指し、環境技術の実証研究やリユース・リサイクルの実践・最適化を通じ、新事業の創出を目指す。
6月から始める実証実験では、使用済みのトナーカートリッジ3,000tの再資源化で年間1億円のコスト削減を計画している。また、全国各地から複写機を回収し、分解後、再利用できる部品を選別し再生する。年間8万台回収し、2万台を出荷したい考え。