ユニチャーム 使用済み紙おむつリサイクル 廃水利用で発電
2017/09/04
ニュース
ベビーケア関連製品大手のユニチャームは、2015年より使用済みの紙おむつのリサイクルを行っており、このほど、そのリサイクル過程で発生する廃水を活用し、発電する技術を広島大学と共同で開発した。特許はユニチャームが取得。今後は、実証を数年間行い、発電効率を上げ、リサイクル用プラントの稼働などに活用したいとしている。
使用済み紙おむつを水で分解した後、オゾン処理することで紙おむつに上質なバルブが出来、この過程で発生する廃水には繊維や排泄物などの有機物が含まれる。そこで、微生物燃料電池という廃水中の有機物を微生物に酸化分解させる仕組みを活用し、発電に成功。オゾン処理装置を稼働する際などにその電気を使い、リサイクルに係るエネルギー効率を上げる。